まえのカナダ学生日記

カナダ大好き

ホストファミリーがホームステイ中に離婚した話

先日シェアハウスの記事を書きましたが、留学の際多くの方が最初の1,2か月はホームステイをすると思います。

 

実際当たり外れあるのか?食事は?掃除は?費用は?

 

今回は語学学校にいた6か月の間、お世話になったホームステイ先での暮らしを

ご紹介したいと思います。

 

 

canadadaisukidaze.hatenablog.com

 

 

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家の近くの一面のタンポポ

 

ベネズエラ出身の陽気な家族

ホームステイ先は、語学学校のマッチングサービスで決めてもらいました。

 

日本にいるときにわかっていたのはご主人の名前と、

 

彼らがラテン系であるということだけ。

 

インターネット、3食含めて月800ドル(約64000円)、最低2か月住むという契約でした。

 

立地は、語学学校まで徒歩15分。バスなどは通っていない、静かな住宅地です。

 

語学学校の送迎サービスにより、空港からそのままホームステイ先に。

 

出迎えてくれたのはとっても陽気な、ベネズエラ系のご家族でした。

 

ベネズエラはブラジルの北側に位置するスペイン語が公用語の国。

 

ご両親はベネズエラから移民し、娘2人(当時13歳と12歳)はカナダ生まれのバイリンガルです

 

アニメ、特に進撃の巨人が大好きで、人類最強のリヴァイ兵長を崇拝していましたw

 

部屋や食事

部屋を借りていたのは私ひとりのみで、なんと家で1番大きな半地下室を使わせてもらうことになりました。

 

十畳はあろうかという広さでクイーンサイズベッドにシャワー付き。誰かとシェアする必要がありません。

 

勉強机やクローゼットも既についています。

 

洗濯機、乾燥機がある部屋もすぐ隣。

 

時々ゲジゲジがでる程度で、部屋に不満はありませんでした。

 

食事はというと朝はシリアル

 

ランチも用意してくれますが、サンドイッチがほとんどでホットドッグ2個のみなんてことも。

 

時々丸かじりできる小さめのリンゴ🍎付き。

 

一番驚いたのがインスタントラーメンを前日の夜に調理して伸びに伸び切り、水分を吸った麺を持って行けと言われた時です笑

 

もちろん日本のもののように具なんて入ってませんよw

 

夜も、肉も野菜も入っていない、バジルソースのみで味付けされたパスタのみ。

 

お米も炊いてくれますが、なぜかしょっぱくてギトギトしている。

 

炊く前に塩を、炊きあがってから油を入れているようでした🍚

 

偏りが凄い…野菜もたんぱく質も取れない…

 

もっと言うとお年頃の娘さんがいるのにこれで大丈夫なのか?と正直思いました。

 

最初は遠慮していたものの、何か月か経ってからは、学校でお腹がすいたら何か買ったり、冷蔵庫をあさって自分でサラダを作ったりしました🥗

 

娘さんたちとは一緒にテレビを見たり、週末出かけたりしてとてもいい関係を築けていたと思います。

 

自分には女の子の姉妹がいないので毎日たくさん話を聞いてあげたりしていました。

 

当初の2か月契約も、延長を希望しました。

 

突然の別居

語学学校がもうすぐ終わり、いよいよカレッジに入学というときに今まで在宅ワークをしていることの多かったお母さんが、家に帰ってこなくなりました。

 

今までお父さんとお母さんがが口論している姿をたびたび見ることはありましたが、スペイン語なのでどれだけ深刻なものなのか、到底どんな内容なのかなんてわかるはずもなかったです。

 

あれ?ッと思った矢先、お父さんの方から、報告がありました

  • お母さんが出て行ったてもう戻ってくることはないこと
  • これから部屋の貸し出しするので4人くらいは入居者を募集する予定であること
  • なので今の地下室から数日後には家の別部屋に移ってほしい
  • 娘たちは週末や数日おきにお母さんと会ったりお泊りしたりする

当時は状況を把握するのにちょっと時間がかかりました。

 

食事も今まで通り、家賃は少し安くするとのことでしたが、1番気になったのは娘さんたちがいない日があるということ。

 

新しい入居者はまだいないので、家にいるのがお父さんと私だけになる日が何日かは続く。ちなみに部屋のドアにカギはありません。

 

お世話になっていることは確かですが、やはり安全面で不安が残り退去することに決めました。

 

すぐに新しい場所を探さなきゃいけないこと、一連の騒動を学校の友達に愚痴ったら、

 

Life Happens.

人生でよく起きることのひとつさ。

 

と、別居や離婚、予期せぬことで立ち退きを食らうことは人生でよく起きることのひとつ、とたった二語で、名詞的に用いて表現してくれたのは今でも忘れません。

 

安全面については触れませんでしたが、

 

カレッジに進学することともう少し立地のいい場所に住みたいということを

 

伝えたところ、お父さんは快く私を送り出してくれました。

 

再会と確信

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それから数か月して、お父さんの誕生日会に呼ばれました。

 

ん?お父さんの?と思いましたがかわいい娘さんたちに会いたくてオーケーと返事をしました。

 

裏庭でバーベキュー開催。

 

部屋を借りているブラジル人とロシア人4人のほかに、もう1人、40代くらいの女性がいました。

 

まさか…お父さんもう新しい出会いを…?とは思いつつ、彼女はお父さんと英語で話をしてキスなどはしないものの、スキンシップは多い様子。

 

このまま様子を見よう…

 

ですが、それが確信に変わります。

 

それは、娘さんたち2人が、まったく彼女とコミュニケーションをとっていないこと。

 

目を合わせようともしません。

 

新しい彼女を無言で無視している…抵抗しているということはそういうことなのか…

なんて気まずいんだ…と思いました。

 

新しい彼女だとして、じゃあもうあのお世話になったお母さんとは?

 

この数か月で?もしかして別居の原因はこれとか?

 

いやでもこの感じ、もう別居じゃなくて離婚だな…

 

その場にいる娘さんたち以外で、前の奥さんを知っているのは私だけ。

 

そしてなぜか、お父さんの彼女さんが私にだけ

 

ねえ、私たちの写真を撮ってくれる?といってきます。

 

ほかにも4人いるのに!なんで私指名…?ひとりで悶々としていました笑

 

ただ、娘さんたちだけには嫌な思いをしてほしくなかったので、考えるのをやめ、その場を楽しむことにしました。

 

あの日の気まずさとモヤモヤ、

 

このホストファミリーとの奇妙な体験は、一生忘れないと思います。

 

 

 

あれから5年たつので、下の子ですら17歳、上の子は高校卒業間近だと思います。

 

Facebookのプロフィール写真を見る限りお母さんも他の男性と映っているので、あたらしいパートナーを見つけた模様。

 

あれから交流はありませんが、また何かの機会に会うこともあるかもしれません。

 

個人的に、この別居騒動を除けばとてもいいホストファミリーに出会ったと思いますし、ユーチューブやネットで見るような食べ物の提供が酷いみたいな家庭は自分の周りの友達も出会ってはいないようでした。

 

現在はコロナの影響で14日間の隔離をサポートしてくれるところなど、ホームステイ自体が多様化しています。学校を通して見つけていたので多少の安心感はありますが、個人で差額ような場合は情報をしっかりとりいれつつ先方とのコミュニケーションも大切になるかと思います。

 

いかがでしたでしょうか?参考になれば幸いです。